8月は旧同友会時代から恒例となっているMIRAIぱちんこ産業連盟の夏季合宿です
ときには商売敵にもなることもある各同志企業の経営者、幹部社員が一同に介し、寝食を共にしながら互いの智恵とエネルギーを交換し合う、非常に貴重な機会であり、ついでにいうと、だいたいこの時期私めの誕生日にも当たることが多いので、そういった意味で色々ありがたーい場なのです
例年会場は北海道を選ぶことが多いのですが、今年は会場を選考している時期にちょうど能登半島地震が発生し、復興の一助にでもなればということで、石川県で開催することとなりました
まずは朝から幹部会議に出席する予定の皆さまと金沢に前乗りして決起集会を自主的に開催です
翌朝、北陸自動車道の工事+事故による渋滞をすりぬけながら、金沢より加賀温泉に移動
今回の合宿会場となる、1月の地震に際しては被災された住民の皆様に温かい環境を提供されたみやびの宿加賀百万石様で午前中にMIRAIの役員会議、午後からの合宿プログラムと進行します
合宿の冒頭では(株)みやびの宿加賀百万石吉田社長様より震災の様子と、ホテルの取り組みを生々しくお話しいただきました
今回の合宿課題は、結成から約4年を迎えるMIRAIが掲げるミッション・ビジョン・バリューの達成状況と、今後のあり方についてのアセスメントです
ちょうど我々遊技業界は、本年2024年6月に初の試みとなる業界合同総会懇親会の場において、業界をあげてのパーパス「遊びの力で、心を元気に」を発表したところであります
パーパスという概念が広がるきっかけとなったのは2019年に、日本で言うところの「経団連」にあたるアメリカの経済団体「Bussiness Roundtable」が”Statement on the Purpose of a Corporation” を発表したことによるようです
複数の方々が「パーパスとは」「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)との位置関係は」ということを論じていらっしゃいますが、総じて共通しておっしゃっていることは株主至上主義の行き過ぎが生んだ弊害に対するアンチテーゼであり、高度に抽象的な概念であり、具体的な行動との連携が重要である、ということだと理解してます
なので、MIRAIのMVVも今回の業界パーパスとのつながりを意識確認するべきなのですが、改めて見てみると、(抽象的な表現中心なのでどうとでもなるといえばどうとでもなるのですが)うまいことつながっているんじゃないかなぁ、というのが所見です
昼のアセスメントワークはいつもお力添えを頂いているスパークスネットワークの中村恵美様にファシリテートをいただき、大いに盛り上がりました
夜の部も盛り上げるべく、古き良き時代を彷彿とさせる大広間での全体懇親会と、グループごとに部屋を分けての「車座座談会」で遅くまで熱い議論がすすんでおりました
デジタルツールが活躍する環境ですが、五感を使った意思疎通の効果はやはり絶大だなぁと改めて実感いたします
一晩明けて、なにやら参加者の皆様の足取りや瞼がやや重そうにも見受けられる中、ご多忙の中本合宿にご参加いただいた「業界パーパス」の旗振り役を担っていらっしゃる(株)成通の千原社長と、マルハン東日本カンパニーの西部長による、概念と具体的課題提案のお話を伺いました
最後の最後まで参加者皆さんがパワフルに明るく意見を発していたのが非常に印象的でしたし、個々の企業やMIRAI、他の業界団体、業界外のみなさまと力を合わせて、この方向に世の中を変えていきたい!と思えるアイデアが多数出てきました
千里の道も一歩から、ということで、一つ一つ具現化していきましょう!