年の瀬ですが、(株)武蔵野様主催の深センIT視察ツアーに参加してきました。
プランニングから実施まで、タイトなスケジュールの中、ディープなメンバーで羽田を出発。
経由地の香港。デモの影響で、空港への入場セキュリティが厳しくなってます。胸に光るカラータイマー、じゃなく、「Insta360 GO」という名のアクションカメラです。秋のエナジャイザー合宿で武蔵野幹部の方々に紹介したら、あっという間に広がっていた。香港から深センへの移動の合間に携帯電話のセッティングを変えます。
中国はGFWという検閲システムを導入しているので、GoogleやFacebookといった日頃我々が利用しているサービスを使うためにはVPNなどが必要。香港空港よりバスで40分程度で中国との国境を超え、深セン側へ。
なんだかちょっと緊張感。ホテルに荷物を入れた後、早速「BATH」の一角、TENCENTを訪問。データセンターの拡充に力を入れている。ARを使った着せかえシステム。こちらもARを使ったエンターテインメントシステムその他、紹介しきれないぐらいの新たなサービスのデモンストレーションを見学しました。
TENCENTの特徴としては、R&D主導ではなく、世の中で形になってきた技術をスピードで模倣し、パクリ元を超えていく「超越的模倣」経営。
どこかの会社によく似てます。40年前は2万人しかいなかった漁村が、今や1300万人と東京都とほぼ同じ人口の都市になってます。そこかしこにフォトジェニックな高層ビルが文字通り林立している。興奮冷めやらぬ中夕食。気のおけないメンバーなので中国にいることを忘れさせるような時間です。深センの貧富の格差は大きい。
HUAWEIの平均年収は4千万円あるそうですが、(非上場なので株主の圧力も少ない)「急騰した」人件費でも飲食店では副店長で年収230万円程度です。
それにしてもとことん「成果」にこだわる街です。