(株)ヒカリシステム社長 |千葉県中心にパチンコ店、温浴施設、宿泊施設、介護事業、システム開発、YouTube、サイト&動画制作など幅広く経営

  1. 仕事

物と情報!

先週は環境整備点検ウィークでした。
最初に始めたヒカリシステムの点検は183回目。毎年13回やっているので、もう14年やっていることになる。
カラオケ部門は132回目、介護部門は63回目。
今年はここ数年やや「情報」に偏っていた点検ポイントを「物」の「整頓」に振り、「アナログ情報をデジタルデータ化→デジタルツールで自動処理→アナログに出力」という流れを意識することと、「市場にはお客様の○○とライバルの××しかない」という「理不尽」に「合理的に取り組む」という命題を抱えた点検となっています。

まずは「物」の単純な改善。一つのポイントは「頻度」を軸とした分類で、仕事をやりやすくする。
標準作業も「日毎」「週毎」「月毎」「年毎」という時間を軸とすることで、ムダ・ムラ・ムリに早く気づくことができる。


まずは「現実現場」を構成する「物質の把握」ができないと、データを見ても机上の空論に終わる。
「数字が意味することを理解する」ためには、現場を見て歩く感性磨きの機会を増やすのが一番の近道です。


「アナログかデジタル」という「or」の切り口ではなく、「アナログとデジタル」という「and」の切り口で、自分たちの「仕事のやり方」、「価値のあり方」を変えていく。そんな光景を頭に描く回数が、チームのメンバーそれぞれの中で増えていくことが、「DX人材が育った」という状態なんだろうと思います。

もちろんいろいろな道具が持つ機能や限界を知る、ということは必要ですが、それは数多くのステップの中の1つに過ぎない。(下記のステップで言うと「3」の部分の発想と、4の実験を実行するための必要条件であるが、全体の十分条件ではない)

  1. 現場を見ながら、お客様(同じ職場の仲間のこともある)の求めていること、「目的」を理解する。
    「ドリルではなく穴を売る」
  2. 「目的」を達成するために、障壁となっている「課題」を具体的に定義づけ、共有する。
  3. 「課題」解決のための様々な手法を「衆知を集めて」「発想を広げて」、解決案にまとめ上げる。
  4. スピードで、「解決案」を小さく「試作」し、「試行」する。
  5. 「試行」した結果を「検証」し、新たに発見した「課題」があれば再度衆知を集めて解決案をまとめ、試作し、試行する。

環境整備点検はじめ、仕事をすすめる中で「バツ」をつけられる風土が根付くことが、複雑な問題に挑戦し、克服して、新しい価値を作り出す集団には必須です。

「なぜできない」という「諦め」「怒り」より、「どうすればできるか」という「協力」「期待」の空気に満ちた舞台を目指して、次回以降も点検を重ねましょう!

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