第3日目
明けて3日目、チャーターしたバスでストリップを離れ、郊外の小売店とカジノホテルを見て回ります
基本的には毎回同じ店舗を見て回るのですが、今回はCOVID-19禍以降、初のブラックフライデー視察ということもあり、今までに見たことのないお客様数になっている店舗と、あれ?あまり普段と変わらないなぁっていう店舗と、2つの類型を見ることができました
Walmartのように年間数兆円の開発費を突っ込んでDXを進める店舗もあれば、未だ店頭に「うちはクレジットカードお断り(実際のレジには対応している機器が並んでましたが)」っていうお店もあり、しかし少なくとも小切手は完全に死に絶えたな、ということは見て取れて、アメリカの消費者が変わる程度を毎回現認しております
昼食は変わらぬ味を提供し続ける「丁度いい」ハンバーガーをいただきます
冷静に考えてみれば1食1,000円程度はしているのですが、他の店舗との比較&満足度の合算で、とてつもなくコスト・パフォーマンスの王様みたいな存在となっており、ミシュランがこのチェーン店とラーメン二郎のどちらに先に星をつけるのやらと想像すると、楽しみでしょうがありません
昼食後も視察は続きます
見る(インプット)だけでなく、皆で話す(アウトプット)することで多面的視座視点を得ることができます
ただの居眠り阻害ではないことに注意
それにしても道路は空いてるけどショッピングセンターは基本的にどこも混んでいて、移動時間が想定の1.2倍ぐらいかかりました
視察効率を上げるうえでは微妙な日程調整が必要ですね
実際の買い物を体験してもらったので、それなりに膨れた荷物を一旦ホテルに放り込んで、すぐに次の視察先へ
ある意味「最もLas Vegasらしい施設」と思う、Sphereで「新たな没入感」を体験してもらいます
観る立場だけでなく、創る立場になったときどんな発想が必要となってくるのやら
AIやスマートグラスもそうですが、技術が変われば当然にして人間の行動と思考に影響があります
その波が時に既存の事業や産業の強み・弱みを一新してしまうことも間々起きてきたわけで、特に「時間消費型娯楽業」を生業としている当社としては、全力を持ってこういった技術を利用した施設を理解しておく必要があり、夏の会で参加できなかったメンバーには申し訳ないけれど、貴重な経験値を得られたと思います
で、夜は安定の熟成肉ステーキをいただき、その後2時間ほどカジノでカードゲーム2種を初回参加メンバーにご指導申し上げ、最後のワンベットでバンカーの神様が微笑んだくれたこともあって、軽く懐が温まりましたので、ありがたくベッドに向かい心地よい睡眠をいただきました