年度末が近づく中、例年通り、各事業部門の半年間に渡る「実行計画」のチェック集中日でした。営業部門も間接部門も、自分たちで作った(決めた)業績計画を、決めたとおり実現するために、何をしないで何をするのかを、具体的な行動計画にしていく作業です。「計画を作ること(その計画が承認されること)」は条件であって、目標でも目的でもない。あくまで自分たちが幸せになるための入り口です。「PDCA」サイクルであるならば、何かを「作り出している」時間は「D」の間だけ。当たり前なんだけど、気をつけないとついうっかりPやCに時間をかけて、それで「仕事した」と自己満足しかねない。レベルに合わせて、確実に「Do」できることを、計画承認の条件としています。加えて、「事実(=データ≠数字)」ベースで処理可能な案件は確実に処理しておく。自らの「KKD(感と経験度度胸)」を、論理の「KKD(仮説と検証とデータ)」と突き合わせていく。言語化すること(≒数値化すること)は、人とコンピュータを計画の仲間にしていく、必要な要素です。途中、中津川のメンバーは最近すっかりなれてきたネット会議システム(このときはGoogleのMeetを利用)で参加。慣れてくると、違和感は極小化する。食わず嫌いはヒカリグループには、一言でいうと「合わない」。論理が全てではないが、論理ができる仕事はちゃんとやってもらいます。
理と情で人はできている。
完璧な理論、完璧な仮説は存在せず、諸行無常であり、人(ホモサピエンス)は間違える。
だからといって、ホモ「サピエンス」であることを諦めはしない。
翌日は東京への外出自粛が要請される中、予定していた会社説明会は完全オンラインに様式を変更。
我々のような中小企業がネットだけで遠隔地の学生にライブ配信をこのぐらいの準備期間でなんとかできるインフラが整っている時代になっている。
「デジタルは気持ちが伝わらない」「アナログじゃなきゃダメだ」と0-100の意見は、進化の考えと相容れない。
「アナログかデジタルか」の選択ではなく、使い分けと組み合わせの問題なのだ。そう、人は間違え、気付き、改めることができる存在であり、そうしやすい環境を作るための「ロジック」であり、「エモーション」と使い分けと組み合わせが楽しいんです。