12月25日、サンタさんからのプレゼントは、2021年1月から始まる組織横断的企業改善活動・プロジェクトチームの実行計画チェックです。
作成作業同様、チェックもGoogle MeetなどGWSのツールをフル活用してのハイブリッド体制で実施しました。
まずは前期の実行計画を評価します。行動目標、成果目標、大目標への貢献度を、可能な限り客観的なデータに基づきチェック。
つづいて「未来対応型問題解決シート」を用いて、未来の自分たちの有りたい姿を今から眺め、今なすべきこと、やる方法を選択していきます。
まずは頭の中に思い浮かぶイメージを言語化していきます。従前であればポストイットを使って書き出していましたが、今回はGoogle Jamboardのデジタルポストイットをつかって離れたメンバーで作成しました。
デジタル化の一番の本質は「分ける」こと。データ化された情報を分割することで、時空を超越した「連携」「分担」を実現する。
ポストイットを使った自由なブレーン・ストーミングの後は、更に論理の枠組みをつかって、MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive )「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」、「漏れなく・ダブりなく」という意味)に近づけるよう、知恵を絞り出します。
これもJamboardを使うことで紙のポストイットを使っているかのように大勢で同時に作業を進めます。
続いて出てきたアイデアを論理の枠組みで2軸4象限分類し、自分たちが目標とするべき「成果」とは何かを具体的に仮説立てしていきます。
今まで何度もアナログで繰り返してきた作業だからこそ、デジタルツールに乗せてもスムーズに脳内情報が数字に基づき整頓されていきます。
最後は魂のプレゼンテーション。
具体的な行動計画をGoogle Calendarに落とし込み、Googleスプレッドシートなどで作成したワークシートを紐付けて、いつ・誰が・どのように(When・Who・How)を明確に「仮ぎめ」して、更には毎日計画の進捗をチェックするためのデータポータルをつなぎあわせて、新年からの組織横断活動のPDCAを回していく準備が整いました。
いままでは「ハンコ」で行っていた承認も、GASを使った電子承認に乗り換えました。
新型ウイルス騒動のおかげで、現業を回す人員もギリギリのラインで運営しており、大切な計画策定といえども、移動時間などの付加価値を産まない要素は極力減らす必要があります。
デジタルツールは導入することが目的ではなく、使い倒して自分たちの仕事のやり方を進化させ成果を上げることが目的です。道具は買った後が大切。現在の使い方もまだまだ組織に浸透させる伸び代がたくさんあると感じる一方で、一人一人が具体的な「頑張りがい」のための目標を、簡便に共有できる環境が着々とできつつあることを実感できました。