少し涼しくなるのかと思いきや、またしても夏日がぶり返した週ですが、流石に北陸まで行くと朝夕は少し涼しい。
「禁酒時代宣言」ではなく「緊急事態宣言」が開け、いつの間にやら日本の総理大臣も交代した週でした。
それにしても「去る者追わず」なのかなんなのか、菅前総理の退任の様子を報じるニュースは、個人的にはほとんど触れることなく時代は前に進んでいきます。
毎年勉強させていただいている、北陸のエクセレント・カンパニーの経営計画発表会。
連日新規陽性反応者数も一桁という落ち着いた環境下、それでも第2部の懇親会などは省略しての慎重な進行です。
感染症騒動で巣ごもり需要が高まったとか、具合の悪くなるぐらい素晴らしい決算の背景を後付で論じることはできるのでしょうが、やはりこの成績は内的な組織力と方針決定者である社長の実力によるものがほとんどであることに間違いない。
それにしても、発表会でM社長が放った「日報」に関する一言は痛烈だった、そして、まさにこういった行動を最小の労力で知恵に消化させるためにデジタルツールはあるのだと思った。
我社の基本方針に多大なるヒントを頂いた、M社長に改めて感謝です。
富山の会合と似たような会場であるが、こちらは関東某市で開かれた、選挙関連の集会。
多くの人々が熱いスピーチを重ねていくが、先日の経営計画発表会との一番の違いは「数字の入った目標」の量。
もちろんどちらの集会でもそれぞれの組織風土に合わせた「数値目標」は語られているが、北陸帰りの企業経営者の視点からしてみると、まだまだ日本の選挙は「データドリブン」とまでは言い難い。だいぶ古くなるが、オバマ元大統領の選挙戦で(もちろん規模も違うのだが)行われた徹底的なSNS対策などは一言も論じられることなく、「気合」と「情熱」が全面に出てくる、定義や筋立てといった論理が引っ込む、「いつやったらいいんですか」「近日中に電話かファックスします」という人達に支えられて、果たしていつ頃日本の政治の世界はDXするんだろうという思いがよぎる集会でした。
現場があって、数字はそれを表現する一つの手段であることに間違いはない。あえて「因果関係」をつけるとするならば、原「因」は現場で、結「果」が数字である。
なので、数字を「変える」ことはできない。数字は現場が変わった結果、「変わった」に過ぎない。
だがしかし、「数字」を示すことが「現場」を変える人の動く原動力になることもこれまた事実です。純粋因果というより、相関。
今日一日の自分自身がなそうとしていることを、数字を使って客観的に表現できれば、行動はより具体的になり、抽象的な言葉遊びのみしている人達よりも早く結果にたどり着く。
数字を動機づくりの一里塚にする。一里塚をたくさん設ける。10km先まで走れと言われると辛いけど、100m先の電柱までなら、なんとか走れるものです。
こういう事書くと、やたらと細かい計画作ることが仕事のように勘違いする「中身真っ白カラーワーカー」の人は、勇んでパソコンの前に陣取るかもしれないが、ちょっと待った。
AIだのDXだの偉そうに横文字述べていても、あなたとあなたの仲間の手と足が動かなければ、世の現実は変わらない。
「口」動より「行」動が現実ですよということを忘れないでいただきたい。
わかったようなわかっていないような覚えたてのハイカラなコンセプトや、重厚な四文字熟語を並べただけでは、現場の人は困ってしまってワンワンわわーん、ですわ。
一人の頭で、独りよがりの時間を過ごして、なんだかやった気になったって、報告を受けていないお客様は、そんな「仕事ごっこ」をミリも評価はしてくれない。
管理が現場に君臨することは許すべきでないし、あるべきでもない。
なにより、多くの人が体感しているように、始める前は面倒くさいなぁ、なんて思っていた体を動かすことをやりきった後、多くの人の心に宿るのは「やりきった清々しさ」でしょ?
抽象的な大風呂敷をたまに広げたら、後は地道にコツコツと具体的な業務に汗を掻く人が、ほんとうの意味で数字やデジタルという「道具」の支配者になれる、そんなことを考えさせられた一週間でした。
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