3日目、朝からようやくの快晴です。
今日はバスで1日ラスベガスの郊外を回り、人口300万人になろうかという人口急増都市の普段の生活を垣間見るプログラム。
まずは有名なラスベガスサインの前で集合写真を1枚。続いてストリップからもほど近いショッピングセンター「タウンセンター」にある「Whole Foods Market」を視察。Amazon傘下となり、少しずつ「Prime会員」向けの優遇価格などが浸透してきた。来年はカリフォルニアに「Amazon」の名を冠したスーパーマーケットを出店予定とか。ネットで購入、実店舗でピックアップという買い物の仕方がアメリカでどんどん広がっている。
世界一の通販会社のグループであるから、当然ピックアップ用のロッカーは備え付けている。続いて「Bass Pro Shop」
もともとは通販で販売していたアウトドア用品を、実際に使う環境を模した店内で実際に触れて買うことができる店舗。
多くの子供が来店し、未来のお客様を創り出す機会を創出している。広大な店内にはリアル&剥製などで多くの動物が自然環境の中にいるよう。隣はシルバートンカジノ。入り口の装いはすっかりクリスマス。続いて「クローガー」グループに入った「Smith’s」へ。
食料品販売のカテゴリーは本当に競争が目まぐるしい。数年前の勝ち組があっという間に負け組となる。台風の目玉は、やはりWalmartの生鮮部門だろう。老舗の食料品販売店、という風格すら感じさせる充実のディスプレイ。
強い売り場、買いたくなる売り場とはなにか?
商品が買い物客に語りかけてくるような売り場を作ることは、できる。店内には今となっては珍しくなったスロットマシンも。
ナショナルチェーンの多くは、規制の多さに設置をためらいがちだという。続いて、フォーマットは異なれどこちらも食料品販売の雄「WinCo」。
従業員持株の比率が高いことを売りにしている。
Walmart以上にお土産至適品が立ち並ぶ。
挽きたてのピーナツバターとか、家の近くにほしいレベル。
そして昼食は我々のツアーのド定番、In-n-Out Burgerへ。12時ちょっと前に入ったことで少しだけ並びの時間が短くなる。一歩先を行くことの大切さは、時間こそが最高に価値ある資源だから。最高に「すごいな」と思ったのは下記の張り紙。
「感謝祭の日は従業員とその家族のためにお店を休みます」
労働需給のギャップは古くて新しい問題です。自国が、自社が、自部門が、自分だけが苦労しているわけではない。皆なんとか採用数を増やしたいと考えている。
こういったラブストーリーと、それらを支えるキャッシュマシーンとなっている既存事業の成功要因をパクって改善るからこそ、仲間の数が増えていくんですね。