(株)ヒカリシステム社長 |千葉県中心にパチンコ店、温浴施設、宿泊施設、介護事業、システム開発、YouTube、サイト&動画制作など幅広く経営

  1. DX

数読の力!

世の中で「ファクトフルネス」だとか「データドリブン」だとかいう言葉がそこかしこで使われていますが、これらの領域において、

大切なことは、どんな道具を導入するかではない!
その前にやることが有る!

今日はそんな話を書いてみたいと思います。


1 ビジネスモデル視点的マスメディア

先日あるネット記事、タイトルは「英変異株で致死率は65%も跳ね上がった 新局面を迎えた対コロナ戦争【コロナ緊急連載】」となっている、自称”在ロンドン国際ジャーナリスト”の方が書かれた記事を目にしました。

このタイトルだけ見ると「死ぬ確率が65%もあがるなんてたいへんだー!」と騒ぎたくなる人がつい読んでしまう、非常に目を引く”いい”タイトルの付け方だなぁというのが第一印象だったのですが、もう少し読んでみると、自社の営業活動でも一つの事例として活用できるじゃん、との思いに至りました。

以下、ちょっと長い前置きとなります。

弊社のメイン事業である「パチンコ」は、人間が持つ「楽して儲けたい」気持ち、すなわち「射幸心」と、適度な物理的・心理的な距離を保って、人と一緒にいたい、という「群衆欲」を、適切な範囲で充足する時と場所を提供することで、その対価をお客様から頂戴するのがビジネスモデル、商売の要諦と言えます。

「マスメディア」と呼ばれる業種を傍から見てみると、パチンコ同様、人の心理的欲求、すなわち、「野次馬根性」「人の不幸は蜜の味」「自分が幸せになる情報が欲しい」といった、雑多な「好奇心」を充足する情報を発信することで人々の耳目を集め、集まった人達に「広告」を見せる場をスポンサーに売ることで広告収入を得る商売、ビジネスモデルと言えるのではないでしょうか。

なので、夕刊紙に見られるように、「AIDMA」「AISAS」の「A(注意を引きつける)」に該当するタイトルはなるべくセンセーショナルな表現が並ぶのは、「業の性」だと理解すれば、至極まっとうな努力の成果だと考えられるでしょう。

調子に乗って完全に脱線しますが、昨今のテレビにおけるウイルス騒動の”報道”のあり方についてご立腹の方々を間々お見かけいたします。
かくいう私も、日々「カチン」とする時もありましたが、最近は「テレビでいうところの”報道”=”情報バラエティ番組”と理解し、冷ややかに眺める」事としました。(それでもたまにカチンとくることありますけど)

”マスメディア”運営会社(テレビ局)の本質は、上記のように「好奇心」をネタに売上を上げるという、”電波利用型集客業”のビジネスモデルであり(企業によっては不動産屋さんと呼んだほうがいいような収益構造になっている会社もありますが)、その本質を考えてみれば、テレビの”報道”番組に、性格で公正で中立な情報を求めることは、元より過剰な期待だった、という考えに至ると思います。無理なことを期待するから腹が立つのです。期待しなければ、余計な腹をたてることも少なくなって、そのほうが健康を守る衛生対策上よろしいのではないでしょうか。

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