関東でも降雪による障害が心配された週始まりでしたが、今年初のフライトで関東を離れ、某先輩経営者のもとに集結してまいりました
事業が続いていく形には10人の経営者がいれば10通り（以上）のやり方・あり方があり、どれだけ人事を尽くしたとしても最後は天命により移ろうものです
どんな結果になったとしても、しっかりと行うべきことに焦点を当て続けることはできるはず
自分は決定論者かというと圧倒的に自由意志論者だと思っておりますが、真理を理屈で考えるより1と100の間にあるのであろう実際が好きなんだろうな、とか思いながら素晴らしい味を堪能してまいりました
翌日も大きな交通トラブルに会うことなく、むしろ定刻運行ありがとうございますな感じで戻りつつ、社内外でこれからの変化に備えた環境整備的ミーティングをひとしきり実施
「コミュニケーションは回数」というご指導通り、まずは頻度と人数、形で見える部分から底上げをはかります
ややもすると「大切だけど緊急ではない」活動は資源配分が疎かになりがちですが、重要で困難なことをしっかりやり切る、という戦略的視点こそがこの不確実で変化の早い時代には必要ではないでしょうか
最近GoogleのAIがサービス名をGeminiに変えることを発表しましたが、目的や目標は一貫しつつ、手段はどんどん最適化させていく多層構造の思考と行動をイメージしながら、社内での教育項目なんかも朝令暮改しております
他方、新しいことがいいのではなく、成果が上がることがいい、という評価軸はぶらさずに持っておきたいものです
繰り返すことで、熟達させることで真価が表現されるプロダクトもあるわけで、新鮮と熟成の組み合わせというのも大切なんだなぁ、と、約30年前のプロダクトを皆さんとあーだこーだ楽しい会話をしながら楽しませていただきました
「まだまだ若いな〜っ！」
こういった素晴らしいサービスを五感で触れていると、そのサービス・製品が「どういったお客様価値を持っているんですか？」という、ある意味本質的な問いって、きりがないのかもしれないけど、定期的に実施して形に残し、自分たち自身の思考の変遷を見ていくということも大切だと思い知らされます
例えば「ぱちんこのお客様価値ってなんですか？」という問いにも、十人十色の答えが出てくるでしょうあい、それらが絡み合って抽象的な概念が具体的な現物になってくるのですから、安心安全な場の中で青臭い抽象論を交わらせる機会がたまにはあるといいなぁと思います
ぱちんこの持つ一つの価値（であろう）「（適切な）射幸性とは？」なんてのは、結論がなかなかでない代表的なお題なんでしょうが、持論を相手に説得する姿勢でなく、相手の意見を取り込みつつAでもBでもないCという第三の考えに止揚させるアプローチで望むのであれば、大変楽しいお題です
ちょっと思考を広げてみますが、「ぱちんこ」という”娯楽”は射幸性を伴った”娯楽”であることには間違いなく、その射幸性をコントロールする基準が法律的には賭博罪の違法性を阻却するので方の範囲の中では”合法”、というメカニズムなんでしょうが、その前提条件となるのは相対的に”娯楽”の存在する主作用が副作用を優越する社会全体に対しての利益があるということであり、じゃぁ、「ぱちんこ」が社会全体にもたらしている”利益”ってなんですか？社会に与えている”副作用”ってなんですか？という問いに、ある程度一般的な回答を示していく必要があるよね、というご意見には「その通り！」と思ったりもします
つまり、「射幸性」という”条件”を論じる以前に、もっと根源的な”存在理由”・”raison d’être（レゾン・デートル）”、最近だと”purpose（パーパス）”なんて言葉も使われておりますが、そんな概念を言語化していくことで共有認識をバージョンアップさせていくステージを持つことは、とても重要な前提となる価値を乗せていくインフラなんだと思うわけです
ちなみに「パーパス経営」の原点は2019年にアメリカのロビー団体が発信した「企業のパーパス」のようで、それまで「会社は株主のためにあるー！」「大切なのは株主利益と時価総額だー！」みたいな考え方から、もっと持続可能な社会を作るために活動しよう、的なベクトルへの転換点になるのかもしれない宣言と理解してます
企業で、業界で、このような「宣言」を発信すること自体まぁまぁな課題だと思いますが、それを掛け声倒れにしないことはもっと困難な課題で、困難だからこそ一定の強制力を持ってでも実現させる覚悟、まさに「commitment」ということで、しっかりこのあたりの背景も共有しながら、迫りくる時代の変化と向き合っていければなぁと思う今日このごろでございます、素敵な葡萄と肉と共に！
