情報処理(調理)
GWSを使った情報処理(情報の整理・整頓)は、デジタルが最も得意とする作業の一つです。
デジタルツールを使った文書作成の最大の利点は、思いつくままに書き出した文を、パーツパーツに分割し、不要な内容・冗長な内容を削除したり(=整理)、場所を変える・順番を変える(=整頓)ことが容易にできる店にあると思います。消しゴムを使って書き直したり、いわんや万年筆を使って書き上げる場合には、こういった「構造的エンジニアリング作文法」はなかなか実施できない。
もちろん、頭の中で構造を作り上げて一気に書き上げる自然言語的な文書にもそれなりの魅力はありますが、不特定多数の人により効率的に作文者の意図を伝達するという目的からすれば、エンジニアリング作文の長所を併用できることは、作者の表現力を増してくれることでしょう。
かくいうこのブログも、Wordpressの「ブロック」という機能を使って作成しています。全体像を部分に分け、部分ごとに組立てたものを更に大きな構造に組み立てる、「プラモデル」のような組み立て方は、おそらくではありますが、脳の動き方が少し異なってくるのではないでしょうか。
で、本筋に戻って、GWSでの論理思考ですが、ここでもアナログで使っていた思考の枠組み(フレームワーク)をデジタルに置き換えることで、時間と場所を分けて(異なる時間・異なる場所)でも参加することを可能にできます。
望む未来を実現するための仮説は、十分に現場を客観視する知識と経験に裏付けられればこそ、誤差を予め小さくすることができる、という仮説です。自分たち自身の思い込みで、やる前から罠に陥ることの無いよう、「人事をつくして天命を待つ」・「論理を尽くして幸運を待つ」です。