さる6月11日は弊社も加入する日本遊技関連事業協会(日遊協)の通常総会でした
前日ラスベガスから帰国したばかりでしたが、大切な会合なので時差ボケなどの弱音を吐かず、しっかり参加してまいりました
最初は東京都・関東支部の総会
警視庁生活安全担当対策官より「広告宣伝」「依存問題」「適正申請」「暴力団対策」に関してのご講話をいただきました
結びにあたっては「警視庁きずな隊」の活動状況と参加された方々の気付きや学びを共有いただき、ぱちんこ業界も継続している被災地における「心のケア」の重要性を改めて確認できました
続いて、同じホテルで会場を改め、本会の通常総会です
昨年より日遊協に団体として加盟しているMIRAIの代表として日遊協でも副会長の任を頂いており、定期的な役員の会合などに出席するだけでなく、総会でも(なにもしてませんが)何故か議長団に加わらせていただいたりとかして、今までにない視座の体験を頂戴しております
総会の後には功労者表彰ということで、私の前任を長期にわたりお勤め頂いた平成観光東野社長の表彰が行われました
誠にお疲れさまでした!
続いて、今総会から団体として日遊協に加盟した一般社団法人プリペイドシステム協会様、一般社団法人電子認証システム協議会様の団体加盟調印式などが行われました
歴史を振り返ると、ぱちんこ業界にこれだけの数の団体が軒を並べるに至って経緯があり、過去の因習に引っ張られる必要はないと思いますが、歴史の襷をつなぎ、歴史を積み上げる立場側の端くれとして、可能な限り歴史を「学ぶ」必要があると思います
最近は人工知能(AI)の発展とともに「機械学習」「強化学習」「ディープ・ラーニング」など、なにかと「学ぶ」という用語が使われていますが、そもそも「学ぶ」とはなにか、機械が本当に「学ぶ」のか?などという、やや形而上的な方向での思考も湧いて出てきます
グレゴリー・ベイトソンの「学習」概念を紹介いただき、内容を流し読みすると、学習には3つのレベルがあるという階層理論が展開されています
誤解を恐れず、思い切り意訳してみると
- 学習Ⅰ:ゼロ学習(失敗からの学びも試行錯誤もない)から、選択肢の中から選択するようになる/試行錯誤するようになる
- 学習Ⅱ:選択肢そのものを変えていくようになる/問題の立て方が変化する
- 学習Ⅲ:選択肢の変え方そのものを変えていくようになる
という、まぁなんともわかったようなわからないような事が書かれていたわけですが、自らの周囲で起きていること・起こしていることと照らし合わせてみると、「ああ、これは学習Ⅰだな」とか「これは学習Ⅱへの挑戦だな」とかいうことがなんとなくつながってくるわけで、業界の”歴史”を学ぶことで少なくとも学習Ⅱ、願わくば学習Ⅲのステップに進んでいけないかなーなんてことを思いました